2015年07月13日
大人の施術の流れ
来院からの流れ
診察より何より、鍼灸治療の大まかな流れをまず紹介します。
初診の方は次のような流れで治療を行ってます。
1.予診票(初診時のみ)
治療して欲しい症状や、今の体調等を書いていただきます。
2.問診(初診時は長め)
症状の程度や細かい身体の状態を、
口頭でお尋ねしながらその原因を探ってます。
難しく考えずに、その人なりの話し方でお話いただけた方が分かりやすいです。
3.触診など
症状のある部位や、それに関する身体の部分を実際に触りながら、
身体に何が起きているか確認していきます。
また患者さんご本人に身体を動かしてもらって、
どんな時に痛みが出るのか出ないのかなどのチェックも行います。
また鍼灸(東洋医学)で特徴的なのですが、
手首の脈の打ち方を診たり、
舌の色や形を診たり、
お腹を軽く叩いたときの音や、押した感じで、
身体の状況を確認したりもします。
このあたりでだいたい、患者さんの身体にどんな変化が起こってるのかを推測してます。
レントゲンとか血液検査とかしなくても、
分かることは沢山あります。患者さんと患者さんの身体に五感を傾けるとはっきりしてきます。
まず仰向けに寝ていただき足・腰などの身体の状態や脈・腹を診て、
それからうつ伏せで、首や背中・腰の状態を診ます。
4.施術
当院では基本的に
・鍼(はり)
・灸(きゅう)
を使って施術しています。
患者さんにあった刺激で施術することをモットーにしています。
体質によってはどうしても鍼や灸が合わない(嫌な痛さや熱さを感じる)こともあるので、
苦手だったり合わない場合には遠慮無くおっしゃって下さい。
嫌々、我慢しながらの治療は、当院では受ける必要はありません。
受けた感じを率直に言っていただけると、
それを考慮しながら施術がやりやすくなります。
患者さんの今の身体に合わせていくのが東洋医学。
たいてい、うつ伏せで首や背中・腰から施術していき、
続いて、仰向けで首やお腹。手足の施術を行います。
これも患者さんにとって無理な体勢では行いませんので、
一番楽な姿勢で受けていただいて結構です。
5.確認
終了後、症状(主訴)の改善を診て、
足りなければさらに施術を行って、施術終了となります。
施術を受ける際はどんな格好でも構いませんが、
首・肩、腕の肘から先、足の膝から下、お腹・背中・腰、
などがでやすい格好で来院いただけると施術は行いやすいです。
患者着も用意してますので、そちらに着替えていただくこともあります。
以上のような流れで施術を行ってます。
2015年07月06日
実戦操法大会でした
昨日は久留米市消防団の実戦操法大会でした。
3分団が、
元ポンプ(ポンプで筑後川から水を汲み上げる)
中ポンプ(元ポンプからの送水を先ポンプへ送る。第2火点へ放水する。)
先ポンプ(中ポンプからの送水を火点まで送水。第1火点へ放水する。)
に分かれて、それぞれの役割をこなしタイムや動作を総合的に競いました。
結果は表彰されるようなものではなかったのですが、
先ポンプになった僕らの分団としても、僕らのグループにしても、
大きな問題もなく終了しました。
大会、またそれに向けた訓練を重ねることで想定外のハプニングなどもあり、
そういった経験が、実際の火災の消火活動の際にとても役立つものになり、
有意義な大会、訓練になりました。
終了後の反省会(?)でも、
今回の反省点や経験を団員同士であれこれ言い合って夜遅くまで・・・。
2015年07月02日
7月の臨時休診
7月の休診 (7/2更新)
4(土) 午後14時~17時まで休診。18時頃から19時半くらいまで受付可
8(水) 午前休診
9(木) 午後17時までの受付
22(水) 午前休診
(日・祝は定休日、土曜は17時まで。)
Posted by はりぐらしのアリマッティ at
12:40
│Comments(0)
2015年07月01日
かんむしって何??
1.「かんむし」って何?
「かんむし」とは何か特定の病気・疾患の名前ではなく、
特に子どもが引き起こす行動や状態、様々な症状に対しての俗称と言えます。
3歳から5歳くらいまでが一つの目安ではないでしょうか。
もっと年上の子にもありますが、
成長と共にそれらの症状はたいてい収まってきます。
主な症状は、
過剰な行動・・・夜泣き、キーキー声、噛み付く、いろんな所に頭をぶつける、よく泣くなど
胃腸症状・・・食欲がない、便秘、下痢、嘔吐などのお腹の症状。
病気を心配するような症状・・・発熱、咳、ヒキツケ、風邪をひきやすいなど
「かんむし」のきつい子は、
眉間に皺が寄ったり、青筋が立ったり、髪の毛が逆立ったり、顔が青白いといった、
目に見えるかたちで表れることもありますので、
そのあたりもよく観てあげるのも「かん」がひどくなる前を見分けるポイントになります。
2.「かんむし」は子どもたちのコミュニケーション
大人でも新しい職場や環境になると、それだけで疲れたりイライラしたりしますね。
でも、睡眠や休養、運動、食事、遊びに行ったりと、疲れやストレスの回復方法を知っています。
それが、子どもにとっては毎日の生活が見たり聞いたり触ったり、全てが新鮮!
だから頭も体も心もフル回転して、子どもだって疲れたりストレスが溜まったりします。
けれども子どもたちは、その疲れやイライラが何なのか、どうやって解消するかもまだ知りません。
そのため、突然の過剰な行動や、体調の変化といった形で、
自分の体や心の状態を外に知らせようとします。
「とってもくたびれたんだけど、僕の体はどうなっちゃうの?」
「おなかが痛いけどどうしよう?」
「イライラするけどどうしたらいいの?」
と話したいけど話せない。でもアピールしないと困っちゃう。それがかんむし。
つまり「かんむし」は、子どもたちの表現手段・コミュニケーションでもあるのです。
3.「かんむし」は小児はりで治るの?
小児はりは、羽毛で撫でるような子どもにとっても気持ちのいい刺激です。
ふかふかの毛布に包まれると、穏やかな気持になりますよね。
皮膚の上から神経を気持ちよく刺激してあげることで、
子どものたかぶっている神経を鎮めてあげます。
また血行も良くなるので、子どもの心身の成長を助けることもできると考えられてます。
「かんむし」は、子どもが心身の疲れなどからくる
気持ちの興奮を上手くコントロールできない状態と言えます。
現代医学では、ひどい場合は「小児神経症」と言ったりすることもあるようですが、
概ね小児科の治療対象となるほどの症状ではありません。
しかし子育てが大変になる要因の一つでもあります。
「かんむし」が減れば少しだけでも楽に子育てができて、
もっと子育てが楽しくなりますよね♪
「かんむし」とは何か特定の病気・疾患の名前ではなく、
特に子どもが引き起こす行動や状態、様々な症状に対しての俗称と言えます。
3歳から5歳くらいまでが一つの目安ではないでしょうか。
もっと年上の子にもありますが、
成長と共にそれらの症状はたいてい収まってきます。
主な症状は、
過剰な行動・・・夜泣き、キーキー声、噛み付く、いろんな所に頭をぶつける、よく泣くなど
胃腸症状・・・食欲がない、便秘、下痢、嘔吐などのお腹の症状。
病気を心配するような症状・・・発熱、咳、ヒキツケ、風邪をひきやすいなど
「かんむし」のきつい子は、
眉間に皺が寄ったり、青筋が立ったり、髪の毛が逆立ったり、顔が青白いといった、
目に見えるかたちで表れることもありますので、
そのあたりもよく観てあげるのも「かん」がひどくなる前を見分けるポイントになります。
2.「かんむし」は子どもたちのコミュニケーション
大人でも新しい職場や環境になると、それだけで疲れたりイライラしたりしますね。
でも、睡眠や休養、運動、食事、遊びに行ったりと、疲れやストレスの回復方法を知っています。
それが、子どもにとっては毎日の生活が見たり聞いたり触ったり、全てが新鮮!
だから頭も体も心もフル回転して、子どもだって疲れたりストレスが溜まったりします。
けれども子どもたちは、その疲れやイライラが何なのか、どうやって解消するかもまだ知りません。
そのため、突然の過剰な行動や、体調の変化といった形で、
自分の体や心の状態を外に知らせようとします。
「とってもくたびれたんだけど、僕の体はどうなっちゃうの?」
「おなかが痛いけどどうしよう?」
「イライラするけどどうしたらいいの?」
と話したいけど話せない。でもアピールしないと困っちゃう。それがかんむし。
つまり「かんむし」は、子どもたちの表現手段・コミュニケーションでもあるのです。
3.「かんむし」は小児はりで治るの?
小児はりは、羽毛で撫でるような子どもにとっても気持ちのいい刺激です。
ふかふかの毛布に包まれると、穏やかな気持になりますよね。
皮膚の上から神経を気持ちよく刺激してあげることで、
子どものたかぶっている神経を鎮めてあげます。
また血行も良くなるので、子どもの心身の成長を助けることもできると考えられてます。
「かんむし」は、子どもが心身の疲れなどからくる
気持ちの興奮を上手くコントロールできない状態と言えます。
現代医学では、ひどい場合は「小児神経症」と言ったりすることもあるようですが、
概ね小児科の治療対象となるほどの症状ではありません。
しかし子育てが大変になる要因の一つでもあります。
「かんむし」が減れば少しだけでも楽に子育てができて、
もっと子育てが楽しくなりますよね♪